残念なことだが、絶対にフリーズしないパソコンというのは存在しないし、
フリーズを100%回避する方法もないのが現状だ。
これはパソコンやソフトの構造上、やむを得ないことでもある。
しかし、ちょっとした心がけ1つで、フリーズが起こる頻度を少なくすることはできる。
例えば、パソコンやウィンドウズの動作が不安定な時ほどフリーズは起こりやすくなる。
これなどは、ここに挙げた「心がけ3」と「心がけ4」が有効な予防手段である。
これら2つの手段は、月に一度は必ず実行するように心がけていただきたい。
パソコンの安定性を保つには、こうした普段の小さな積み重ねが大事なのだ。
表面的に調子がよいからと油断しないようにしよう。
心がけ1 ソフトはあまり開きすぎない
ソフトやフォルダの画面を同時に数多く開いていると、その分だけパソコンに負担がかかる。使い終わったソフトはこまめに閉じるようにし、開くソフトの数は少なめにしよう。 |
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こんなにたくさん開いてはダメ。特に、画像加工ソフトなど、写真を扱うソフトを使う時には、他のソフトは開かないようにする |
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心がけ2 不要になったソフトはアンインストール もう使うことがなくなったソフトや、試用期限が切れたソフトの体験版などは、パソコンから「アンインストール」しておこう。
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「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」を開き、不要なソフトをアンインストールする。この方法は、126ページで詳しく解説している
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心がけ3
月に一度は「デフラグ」を実行する デフラグは、パソコンにあるファイルを整理し直す働きをするソフト。パソコンを長く使い続けているとパソコンの中が散らかってくるので、時々デフラグを使って整理すると、パソコンに余計な負担がかからずに済む。デフラグ実行時には、スクリーンセーバーを閉じておくこと。
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デフラグを開くには、「スタート」ボタン→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「デフラグ」をクリックする
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心がけ4 パソコンが不安定になったと感じたら、「スキャンディスク」を実行
スキャンディスクもウィンドウズに初めから入っているソフトで、ハードディスクや
ファイルに問題がないかどうかを診断するためのものだ。 |
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「スキャンディスク」は「デフラグ」と同じ「システムツール」の中にある。
「デフラグ」の3つ上だ |
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「エラーを自動的に修復」にチェックマークを付けてから、「開始」ボタンをクリックする |
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