あい鴨農法実施

山手村農業公社では品質の良い付加価値のある栽培農法
として3年前からあい鴨農法で水稲を栽培しています。
水田への除草剤使用をしないまた肥料もやらない。
あい鴨を水田に放し自然に成長するまで飼うことで水稲が
生育する。そのときに、あい鴨水田の中を動くことで草が生えない、
などが水稲栽培に適しているということで。全体で約50aを実施
しています。   最近の水田状況をデジカメで撮影。


吉備路五重の塔、南側田園地帯の一角
あい鴨農法で栽培している水稲


2002/8月撮影↑ 水田内を動き回り雑草防止の役目を果たし、
    畦で休憩をしている鴨たち   このカモは薩摩カモです

アイガモ農法について、のコメント      2002.9.3農業公社 小野
 
アイガモ農法は、平成11年、「持続的農業地域モデル実証展示事業」として、岡山県倉敷地方振興局長の承認を受け、
水稲(ヒノヒカリ)15a、アイガモ25羽で始めたのが最初で、アイガモの糞による、肥料効果と、アイガモが雑草を餌と
して食べるとともに、足で水中を掻き回すことや、アイガモが餌として、害虫を食べることの期待から、雑草対策、
害虫対策も図れ、レンゲ鍬込みと合わせた肥料効果の期待があり、多少の収穫減より自然環境や生態系に即した
優良米を目指した。 11年当初には、山手村ふるさと農業少年団活動推進事業と併せて、山手小学校の児童が、
普及センタ−の先生より、お米の講話や、田植え体験、アイガモの放鳥など体験し、秋には、稲刈り、脱穀作業の
お手伝いや、収穫した、新米で、おにぎりをして、真の農業実習を体験した。 
その後、村内の酒造所の三宅さんが、総社市の阿曽地区に本部を置く、多田羅(古代の鉄を作る)クラブが今はその
影もない、古米の品種「都」を農業試験場から取り寄せ、阿曽地区へ栽培し、「鬼鐵」の名称で神酒をつくっていた。
平成12年に、三宅さんが、山手村の地域興しになればと、農業公社に、アイガモ栽培による「都」酒米の栽培依頼に
訪れ、公社も地域興しに役立てばと、依頼を受けた、しかし問題があり、「都」の種は、総社多田羅クラブのものであり、
苦労して収穫できるまでに、ようやくなった、そこで、当時の市長と山手の当時の村長にお願いし、仲を取り持っていた
だき、山手村が、阿曽地区の多田羅本部まで、出向き、古式に乗っ取り、総社市長より、「都」の種をいただき、総社市と、
山手村の交流の場として、国分寺前50aの水田に、アイガモによる、酒米を栽培し、多田羅クラブ、山手小学校児童、
農業公社、普及センタ−の地域交流が始まった。 
以後、アイガモが狐や狸の被害にあい、軌道になかなかのらなかったが、平成13年に、被害防止のため弱電線を引き、
カモの被害を未然に防ぐことができ、反当5俵の酒米を収穫できるように、現在はなっている。
本年度は、カモの発注が遅れ、アイガモと、緊急導入した、薩摩ガモが仲良く、酒米の栽培に当たっている、
担当職員が、餌を持って行くと、かわいい尾っぽを振りながら、ガアガアいいながら、餌をつんばむ、今年も雛の時は、
餌を与えても、カラスが飛んできて、餌を取ってしまい、困っていたが、今では立派に成長した、カモ2群が、カラスを
追い立てている。ただこのカモ達の今後の問題が頭を痛めている。成長したカモは、やがて稲を食べるので、圃場から、
刈り取り前には、搬出しなければならない。かわいいカモの行く先は、カモ肉になる運命しかないのである。
いい案があれば、ご指導願いたい。カモは9月中、ほ場にいる。

2004.2.28更新

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